「プリンスって結局どんな人?」
誰もが知っている名前なのに、その全貌は意外と知られていないーーそんな“天才”がプリンスです。
1970〜80年代に「ミネアポリス・サウンド」を生み出し、ロック、ファンク、R&B、ヒップホップ、ニューウェーブ…
ジャンルを飛び越えた革新的な音楽を作り続けたプリンスは、今もなお多くのアーティストに影響を与えています。
でも彼の魅力は音楽性だけじゃありません。
27種類以上の楽器を操るマルチプレイヤーとしての才能はもちろん、独自のファッション、コミュニティへの深い愛、ファンとの絆…。
どれを取っても、知れば知るほど「なぜプリンスは天才と言われるのか?」が腑に落ちるはずです。
〓この記事では・・
- 私がプリンスに出会ったきっかけ
- 音楽性・ファッション性・影響力の深掘り
- ぜひ聴いてほしいおすすめ曲
を通して、彼の多面性を少しでもあなたに届けたいと思います。
読み終えた後、あなたのプレイリストにプリンスの曲が増えていたら嬉しいです。
さあ、一緒にプリンスの世界をのぞいてみましょう💜
私とプリンスの出会い

あなたには、たった一曲で“音楽の聴き方”が変わった経験がありますか?
当時、私が学生時代に新宿東の旧スタジオアルタの電光掲示板に『Purple Rain』のギターソロの映像が浮かび上がり、私にとって、それがプリンスとの出会いでした。完全に心を奪われたんです。
“この人、何者?”と思って掘り下げていくと、知れば知るほど底なし沼。
バイト先のカフェの先輩もプリンスの大ファンで、いつも休憩時間にプリンスの話ばかりしていたのをよく覚えています😁
彼がただのポップスターではないことはすぐにわかりました。
例えば『Sign “☮︎” the Times』を初めて聴いたとき、
ファンク、ロック、ソウル、ジャズ、ラテン…何層にも重なった音の多様性に衝撃を受けました。
そこには明確なジャンルの枠なんてなくて、自由で挑戦的で、でもどこか人間味にあふれている。
後から知ったのは、プリンスが「ミネアポリス・サウンド」と呼ばれる独自のスタイルを築いた張本人だということ。
ザ・ルーツのクエストラヴが“ヒップホップのパイオニアのひとり”と称したエピソードを知って、
「やっぱりこの人は特別だ」と確信しました。
私にとってプリンスは、音楽の聴き方だけでなく、
“自分の好きなものを堂々と好きでいられる自由さ”を教えてくれた存在です。
この記事を読んでいるあなたにも、
ぜひ“自分だけのプリンスとの出会い”を体験してほしいと思います。
プリンスの魅力を深掘り


- プリンスの音楽性
- プリンスのファッションが文化に与えた影響
- プリンスの人間性
プリンスの音楽性
プリンスの魅力を語るとき、まず外せないのがその“音楽性の幅広さ”です。
R&B、ファンク、ロック、ヒップホップ、ジャズ、ニューウェーブ…
どんなジャンルもプリンスの手にかかれば、既成概念を軽やかに飛び越えた「カレイドスコープのような音世界」に変わります。
彼は作詞作曲、歌唱、演奏、プロデュースをすべて自分でこなすマルチ・インストゥルメンタリストであり、27種類以上の楽器を演奏できたと言われています。
ギターの腕前はあのエリック・クラプトンが「世界で最高のギタリストの1人」と評したほど。
そして、ただの多才さにとどまらないのがプリンスのすごいところ。
常に「自分だけの美学」を貫き、メジャーでの成功に甘んじることなく、
新しい音を探求し続けた姿勢が、今も多くのミュージシャンからリスペクトされる理由です。
プリンスのファッションが文化に与えた影響

さらに、プリンスの魅力を語るうえで欠かせないのが“ファッション性”です。
彼はフリルシャツやパープルスーツ、高ヒールに華やかな装飾をまとい、性別の枠を超えた中性的なスタイルを貫きました。
その独自の装いは、時代ごとに変化しながらも常に“自分らしさ”を失わず、ファンを強く惹きつけてきました。
プリンスは音楽スターにとどまらず、80年代カルチャーを動かした「ファッションの革命児」でもあります。MTV時代には、映像と音楽を融合させたビジュアル表現で自己表現の新たな形を築き上げました。
また、BalmainやGucci、Dolce & Gabbanaといった有名ブランドも、彼のきらびやかで装飾的なスタイルからインスパイアを受け、現代のランウェイに大胆さと個性を取り入れています。
ニュー・ロマティックやグラムロックの潮流ともリンクし、プリンスのファッションはLGBTQ+カルチャーと共鳴しながら、多様な自己表現の自由を後押ししました。
今もなお、プリンスの大胆なスタイルは世界中のアーティストやファッションラバーに
「自分らしく装っていいんだ」という勇気を与え続けています。
プリンスの人間性
でも、プリンスの魅力は見た目や音楽だけではなく、
コミュニティを大切にした人間性にも表れています。
ドキュメンタリー『ビューティフル・ストレンジ』でも描かれたように、
彼は地元ミネアポリスへの深い愛情と、ファンとの強い絆を最後まで持ち続けました。
孤独と葛藤を抱えながらも、「人に与えること」を人生の軸にしたプリンス。
音楽、ファッション、人間性ーーそのすべてが、私たちを魅了してやまない理由です。
私のおすすめプリンス曲5選

プリンスは39枚以上のアルバムを発表し、未発表曲は数千曲とも言われています。
だから「どこから聴けばいいの?」と迷う人も多いはず。
ここでは、私が特に「これは聴いてほしい!」と思う5曲を、出会いや魅力を感じたエピソードと一緒に紹介します。
1. Purple Rain
言わずと知れた代表曲。
ライブでのギターソロは鳥肌モノで、プリンスの感情が音に乗って全身に響き渡る名曲です。
迷ったら、まずはこれを爆音で聴いてほしい。
※出典:The Codfather
2. When Doves Cry
『Purple Rain』と並ぶ大ヒット曲。
特徴的なのはベースラインをあえて排除した革新的なサウンドと、孤独や愛を深くえぐるような歌詞。
プリンスの実験精神と詩的感性を感じる1曲です。
※出典:Prince オフィシャル
3. Kiss
シンプルなリフとファルセットボイスで、ここまで色気を出せるのか…!
ファンキーで軽快なのに、唯一無二の個性が爆発している曲。
※出典:Prince オフィシャル
4. 1999
時代を超えて愛されるパーティー・アンセム。
「2000年問題」の前にリリースされたこの曲が、何十年経っても色褪せないのがすごい。
※出典:Prince オフィシャル
5. I Would Die 4 U
シンセポップのキラキラ感に乗せて、切ない愛と信念を歌い上げる。
この曲を聴くと、どこかでプリンスがずっと生きている気がしてくるんです。
もちろん、これ以外にも素晴らしい曲は山ほどあります。
だからこそ、気になった曲からぜひ掘り下げてみてください!
プレイリストに一曲追加するたびに、きっとあなたの中の“プリンス”が広がっていきます。
※出典:Prince オフィシャル
おわりに:プリンスとは?音楽性・ファッション・おすすめ曲5選 まとめ
プリンスを語り切るなんて、本当はとても難しいことです。
どの時代のプリンスを切り取っても、音楽も生き方も、型にはまらず常に進化しているから。
でも、だからこそ彼の音楽は、時代を超えて色褪せることがありません。
「こんな音楽、誰が思いつくの?」と思わせてくれる自由さ、
ステージで見せる唯一無二の美しさ、
そしてどこまでも人とコミュニティを愛した人間性。
どれもが“プリンスらしさ”であり、彼の生きた証です。
あなたが今日この記事を読んで、
まだ聴いたことのない曲をプレイリストに加えてくれたら。
そこから、プリンスの音楽があなた自身の“自由”や“好き”をもっと肯定してくれるかもしれません。
「プリンスってなんか気になるな」
そう思ったその時が、あなたにとっての“出会い”です。
ぜひ、あなた自身のプリンスを見つけてみてください💜
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
少しでも「プリンスの魅力、もっと知りたい!」と思っていただけたなら嬉しいです。
あなたのおすすめ曲も、ぜひ教えてくださいね🎵
この記事のまとめ
では、最後に2曲続けてお聴きください。
Princeで『Sign “☮︎” the Times』 と『Lets Go Crazy』 ライブバージョンでお届けします🎸
※出典:Prince オフィシャル
コメント